鹿児島黒豚の始まりは今から約400年前の江戸時代。
薩摩藩主・島津家久によって、琉球王国から移入されたのが、豚の始まりだといわれています。
黒豚の名が全国に知られるようになってきたのは幕末から明治にかけて。
幕末の水戸藩主・徳川斉昭公に、「いかにも珍味、滋味がありコクあり、
なによりも精がつく」と絶賛され、西郷隆盛も鹿児島の黒豚をこよなく愛したといわれています。
鹿児島黒豚は明治から現在に至るまでの長い歴史の中で数々の品質改良が行なわれ、
現在も改良の努力が続けられています。
現在の鹿児島黒豚は鹿児島県内で生産・飼育された、純粋バークシャー種です。
体毛は黒く、鼻・しっぽの先・4本の脚の先端の6ヶ所に白い部分があるのが特徴です。
肥育時期に飼料としてカンショ(さつまいも)をあたえることにより、脂肪の質が向上し、
「歯切れがいい、柔らかい、水っぽさがない、旨味がある、さっぱりとしている」
といった特色をもった鹿児島黒豚が生まれ、多くの方に指示いただいております。